以前勤めていた会社の社長は建物に対するこだわりが大変強い方でした。それは建築専門の子会社を作ってしまうほどで、店舗などを新しく建てる場合には必ず自ら現場に出向きアイディアを出していました。そんな社長のこだわりは「100年後にも存在する建物をつくること」。時間が経てば経つほどに存在価値が増す、そんな物件にしたいとおっしゃっていました。何かを建てる、というのは、それがどんなものであっても多大な資金が必要になります。
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しかし、その場しのぎで適当なものをつくってはすぐに駄目になってしまいます。そうではなく、その時多少無理して資金をつかってでも年々味がでてくるようなものをつくりたい、という考えです。これには私もとても共感しています。昨今、老朽化を理由に価値ある物件が次々と姿を失っています。古いものを壊して新しいものをつくる前に今一度その良さを再確認できればと思っています。