工事業者(売り手)に対して、「このほかにもアンカーボルトのない所があるはずだ。羽子板ボルトがない所もあると思う、しっかり調べてくれ。基礎のコンクリートの強度はどれぐらいかも調べて欲しい」などと、欠陥を明らかにするよう要望したり指示する人が大勢います。また「○○先生に調査してもらう費用を業者側で負担して欲しい」と言う人までいます。もちろん、業者が承諾すればよいのですが、断られればそれでおしまい。納得しなければなりません。交通事故でも食中毒でも、テレビやクルマの故障でも、「ここがおかしい」という指摘は、とりあえず被害者が自分の費用負担で行うものなのです。住宅も同じです。みなさんの不満そうな顔が目に浮かびます。でも、もう少し我慢して先を読んでください。シロートには何が瑕疵なのかわかりにくいことがたくさんあります。弁護士といえども同じです。ですからシロートが見つけられない瑕疵を発見するには、建築の専門家に助けを求めるしかありません。そして、その調査のために専門家に支払った費用は、裁判(または話し合い)を通して相手(売り手)に請求することができるのです。裁判所も、満額のケースばかりではないにしろ請求することを認めています。ということなので、自分で「この住まいはおかしい」と思ったら、ぜひ専門家に頼んで調べてもらうべきだというわけです。
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